おはようございます。
仲宗根です。
最近よく考えるのが、「応援の循環」って、どうやったら自然に生まれるんだろう?ってこと。
クラウドファンディングとか、支援事業とか、アーティストの活動もそうだけど…
全部に共通するテーマは「応援してもらう仕組み」なんだよね。
でも、「お願いしまーす!」って叫ぶだけじゃ、応援の循環って生まれない。
応援の“設計”が必要なんだ。
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そもそも応援って、なんだろう?
まず、「応援」って、何か大きな力を持った人が、困ってる誰かを助ける行為……と思われがちだけど、
実はそうじゃない。
応援って、双方向なんだよね。
応援する人は、「あなたを信じてるよ」って気持ちを乗せる。
応援される人は、「ありがとう。もっと頑張るよ!」って、そのエネルギーを受け取る。
つまり、応援にはエネルギーの交換がある。
だから、応援の循環を生むためには、「そのエネルギーのやり取りがちゃんと“気持ちいい”ものになってるかどうか」がめちゃくちゃ大事。
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気持ちのいい“交換”が、循環を生む
これは、ただ“返礼品を渡す”とか“ありがとうって言う”って話じゃないんだ。
たとえば、「誰かを応援したら、自分も何か得られる」っていう体験をデザインする。
それが応援の循環のスタートライン。
応援した人が、「応援してよかったなぁ」って思える瞬間。
その「余韻」こそが、次の応援へとつながるタネなんだよ。
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応援される人の“見せ方”も重要
そして、もう一つ。
応援の循環を生むためには、「応援される人」自身がちゃんと“魅せているか”ってことも超重要。
「私は困ってます。助けてください!」って叫ぶだけじゃダメで、
「この人の物語に自分も乗っかってみたい」とか、
「この人を応援することで、社会がちょっと面白くなるかも」って思ってもらえるかどうか。
つまりね、応援されるためには、夢と努力とユーモアが必要なんです。
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“応援”の設計図を描こう
じゃあ、どうやって応援の循環をデザインするのか?
これは建築と同じ。
何も考えずに積み木を積み上げても、家にはならない。
ちゃんと設計図が必要。
誰がどんなときに応援したくなるのか。
どうすれば、応援が気持ちよくなるのか。
どこでエネルギーが循環するのか。
これを考えることが、「応援の循環をデザインする」ということ。
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支援の現場にも応援のデザインを
就労支援の現場にも、応援のデザインってめちゃくちゃ大事だと思う。
「かわいそうだから応援してあげて」じゃなくて、
「この人の挑戦を、応援することで自分も元気をもらえる」って設計にする。
それって、たとえば、利用者さんの制作物を“ただの作業”で終わらせるんじゃなくて、
ちゃんと“作品”として魅せて、ストーリーを乗せて、応援したくなる仕掛けを作るってこと。
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応援が応援を呼ぶ社会へ
僕たちは、もっと応援の循環を信じていい。
そのために、感情を動かすストーリーを語ろう。
応援したくなる仕掛けを用意しよう。
応援はエネルギー。
そして、そのエネルギーは、渡したら減るものじゃなくて、
渡すほどに増えていく“魔法”なんだ。
僕たちはその魔法を、もっと上手に使っていこうと思います。
以上。現場からでした。