おはようございます。
日曜日の今日はただの日記をお届けします。
僕たちは日々、働いて生活している。すべての人は何かしらお仕事をして、その対価として給与をもらって生活をしているわけですが
『生活をきちんと守る』という、当たり前のことをもう一度、よくよく考えてみることにしたんです。
と言うのも、僕は、身近で精神疾患を抱えた人たちの生活を見てきたから、よくわかるんです。
支援がなければ、生きることそのものが難しい現実。
テレビのニュースやネットでも掘り下げて検索しないと出てこない”就労支援事業”の廃業や事業所の閉鎖。それに伴い働く場所を失われた利用者の方々。
働く場所がない事は、それまで利用していた利用者の生活(命)を失う事につながるわけです。
利用者さんの“生活”をちゃんと守る
自分一人でコケるなら、なんとかなる。
でも、組織を持ったならば、そこに関わる人たち
従業員や、その家族、そして利用者さんたちの生活を背負う覚悟を持たなければならない。
…って、そういう話です。
だから僕は、改めて思ったんです。
「生活を守る」って言葉の意味、もう一回ちゃんと考え直したほうがいいな。って
ほとんどの人が、「稼ぐこと=生活を守る」だと思い込んでるけど、もちろん大前提として
それはあるけれど
実はそれだけじゃない。
たとえば、
• 支出を見直すこと
• 頼れる人間関係をつくっておくこと
• 困ったときに頼れる場所を知っておくこと
…これらも立派な“生活防衛スキル”です。
もっと言うと、
• ちゃんと寝る
• ちゃんと食べる
• ちゃんと笑う
これも立派な“生活を守る力”。
だけど、こんな基本的なことさえ、誰にも教わらないまま大人になる。
そして、いざとなったときに「もっと頑張れ」って言われる。
いやいや、頑張って崩れたんですけど?
がんばりすぎて、今ここにいるんですけど?
これ、現代社会の“あるある地獄”だと思うんです。
だから、僕たちは“新しい生活防衛術”を持たなきゃいけない。
キーワードは、「ひとりで守らない」
僕が思う“新しい生活防衛術”は、
「自分ひとりで守る」じゃなくて、「みんなで守る」という選択肢を持つこと。
で、ここからが本題です。
就労支援を利用している人たちの生活って、
思っている以上に“綱渡り”なんです。
• 今日、行ける場所があるかどうか。
• 自分の名前をちゃんと呼んでくれる人がいるかどうか。
• ちょっとでも工賃がもらえるかどうか。
…そんな、小さな、小さな糸で、なんとか繋がってる。
で、その糸が一本でも切れたら、生活はあっという間に崩れる。
だから、就労支援を利用する人たちの生活は、
「守らなきゃいけない」んです。
理由はシンプル。
「守れる側にいる人が、それを知らなかった」じゃ済まされないから。
ひとりで生活を守ろうとすれば、いずれ倒れる。
でも、みんなで守れば、立て直せる。
僕たちはもう、「ひとりで抱える」時代を終わらせよう。
そして、「みんなで支える」生活様式に、そろそろギアチェンジするタイミングなんじゃないかなぁと。
そう思った、日曜の朝でした。