「その人の“好き”が世界を変える」

どうも。
仲宗根です。

僕ね、「才能」って言葉が、どうにも苦手でして。

「才能があるから成功した」って言い方を聞くたびに、「じゃあ才能がない人は成功できないの?」ってツッコミたくなる。

もちろん、スポーツ選手や芸術家には生まれ持ったセンスってのはあるかもしれないけど、それよりも圧倒的に大事なのは、「どれだけその人が“好き”でいられるか」なんですよね。

たとえば、釣りが好きな人がいます。朝の4時に起きて、重たい荷物を持って、何時間もじっと座って……。それ、釣りが「仕事」だったら、続かないですよ。でも、「好き」だったら続けられる。

この「好き」が、とんでもない集中力と行動力を生む。

で、面白いのが、そういう人が、何かの拍子にYouTubeで釣りチャンネルを始めたり、釣具の開発を始めたりして、気づいたら“その分野の第一人者”になってたりするんです。

つまり、「好き」がある人って、自分でも気づかないうちに“世界”を変え始めてるんですよね。

これ、就労支援の現場でもめちゃくちゃ大事な視点で。

「好きなことって何?」って質問、つい“趣味”を聞いてるように聞こえるけど、あれ、実は人生を動かすキーワードなんです。

「絵を描くのが好き」「ゲームが好き」「掃除が好き」……それをただの“嗜好”で終わらせずに、そこからどう仕事に繋げるかを考える。

そうすると、その人の人生がガラッと変わっていく。

僕たち支援者は、誰かの“好き”を無下にしちゃいけないし、それを仕事に変えるサポートをするのが、本当の意味での“就労支援”なんじゃないかと思っています。

以上。現場からでした。