おはようございます。
MFIの仲宗根です。
さて、今日はですね「海外のメンタルケアは、どうやって人に届けているのか?」というテーマでお話したいと思います。
日本と海外で、メンタルケアの文化が違うのは知っているけど、具体的にどうやって人々に届けられているのか?そこが一番気になるところだと思うので
今日は、そこについて話していきたいと思います。
「届け方」に差がある!海外メンタルケアの仕組みとは?
さて。
海外では、メンタルケアを必要とする人に対して、どのようにアプローチをしているのか?
これはですね、実は答えはシンプルで「アクセスしやすく、受け入れやすい形」に整備されていることが大きな特徴で、4つに分けて説明したいと思います。
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- オンラインプラットフォームの活用
まず、真っ先に挙げられるのが「オンラインプラットフォームの活用」です。
特にアメリカやヨーロッパでは、スマホやPCを使ってメンタルケアを受けられるシステムが一般的になっているんですね。
例えば「BetterHelp」や「Talkspace」といったオンラインカウンセリングサービスは、カウンセラーとのビデオ通話、チャット、メールを通じて簡単に相談できる仕組みを提供していて、ここのね
ポイントは「自宅から気軽にアクセスできる」ということ。これにより、精神的なハードルを感じることなく利用できるようになっているんです。
しかも、料金体系も明確で月額制のプランなども用意されているため、「継続してケアを受けやすい」というメリットがあります。
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2. 学校でのメンタルケア教育
次に、海外と日本との違いと言えばですね
海外では、子どものころから「心のケア」について学ぶことが一般的なんです。
特にアメリカやカナダでは、学校に専任のカウンセラーが常駐しており、生徒が困ったときには気軽に相談できる環境が整っている。
また、カリキュラムの一環として「感情の表現方法」や「ストレスの対処法」を学ぶ授業が取り入れられていることも珍しくない。
これにより、子どもたちが自分の感情を理解し、コントロールするスキルを身に付けられるようになっているんです。
3. 職場でのメンタルヘルスプログラム
海外では、学校だけではなく、
企業においてもメンタルケアが重要視されていて
特に欧米では「EAP(Employee Assistance Program)」というシステムが普及しており、社員が無料でカウンセリングや心理相談を受けられる仕組みがあります。
このシステムの特徴は「匿名性の保持」。つまり「上司や同僚に知られることなく相談できる」という点が利用者にとって大きな安心材料となっているんです。
また、オンラインや電話での相談にも対応しているため、働きながらでも無理なく利用できるのが強みです。
4. コミュニティベースの支援活動
最後、4つ目は、地域コミュニティでの支援活動も盛んだという事。
特にカナダやオーストラリアでは「ピアサポート」と呼ばれる同じ経験を持つ人同士でのサポートグループが広く普及しています。
こういった支援活動の特徴は「共感」と「理解」に基づいたケアが行われる点です。
また、政府や自治体も積極的にこれらの活動を支援しているため、参加すること自体が当たり前のこととして認識されています。
じゃあ、なぜ、これほど普及しているのか?
海外でのメンタルケアの普及には、いくつかの理由があって
- アクセスのしやすさ:オンラインサービスや企業内プログラムの整備により、誰でも気軽に利用できる環境が整っている。
- 教育の充実:幼少期からメンタルヘルスに対する教育を受けることで、ケアを受けることに対する抵抗感が薄れる。
- 社会的な認知度:有名人や公的機関が積極的に取り組むことで、メンタルケアが「当たり前のこと」として認識されている。
この3つのポイントが、海外でのメンタルケア普及を支えている柱となっている。と言うこと。
ここから、日本が学ぶべきこと
ここまで見てくると、日本が学ぶべきことが何か見えてくる。
それは『アクセスしやすく、受け入れやすい仕組みをつくること』
日本でも少しずつオンラインカウンセリングの普及が始まってはいますが、まだまだハードルは高い。
特に「相談すること=恥ずかしいこと」という意識をどう変えていくかが重要だし
学校や職場における「心のケアの教育」もまだまだ不十分。子どものうちから「自分の感情を理解する方法」を学べる環境づくりが求められている。
全てに共通するのは「アクセスのしやすさ」と「受け入れやすさ」。
この2つをどう日本に取り入れていくかが、これからの課題だなぁ。と思いました。
以上。現場からでした。