「就労支援はボランティアじゃない」— 価値を生み出し続ける仕組みとは?

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おはようございます。

MFIの仲宗根です。

さて、今日は、就労支援の価値の生み出し方。について、お話したいと思います。

そもそも、就労支援は”支援”なのか?

「就労支援は大切です。」

そう言う人は多いけど、現実にはその場が次々と消えていっています。
今回の札幌市の「障がい者協働事業」廃止検討のニュースも、まさにその流れの一つです。

なぜ、こんなことが起きるのか?

理由はシンプルで、「支援は利益を生まない」と思われているからです。
つまり、「就労支援=お金にならないこと」と考えられている。

でも、ここで一つ考えてほしいんです。
「本当に、就労支援は”支援”でしかないのか?」

「不慣れな珈琲屋さん」から学んだこと

僕がクラウドファンディングを通じて立ち上げた「不慣れな珈琲屋さん」。

あのプロジェクトの本質は「就労支援」ではなく、「価値の提供」でした。

・美味しいコーヒーを淹れる
・温かい接客をする
・訪れたお客さんが心地よく過ごせる空間を作る

これらは、単なる「支援活動」ではなく、ちゃんと価値を生んでいたんです。
そして、その価値に共感した人たちが「応援したい」と思い、お店を支えてくれた。

これこそが、「新しい就労支援のカタチ」だと僕は思っています。

「支援」ではなく「価値のシェア」に変える

例えば、こんな話があります。

西野亮廣さんは「えんとつ町のプペル」を無料公開しました。
普通なら「そんなことしたら本が売れなくなる」と思うところですが、実際はその逆。

無料で見た人が、「これは素晴らしい!」と思い、結果として映画を観たり、グッズを買ったり、ファンがどんどん増えていった。

つまり、「価値を届ける→共感が生まれる→応援したくなる」という流れができたわけです。

これは就労支援にも応用できます。
「働くことを支援する」のではなく、「働くことを通じて価値を生み出し、それをシェアする」。

そうすれば、「支援される側」ではなく、「価値を提供する側」に立つことができる。
この視点を持てば、「お金にならないから廃止する」という考え方そのものがズレていることに気づきますよね。

大阪から、「シェア型就労支援」をつくる

だからこそ、僕たちは新しい形の就労支援を作りたい。

・「支援を受ける場」ではなく、「価値を提供する場」
・「働かせてもらう」のではなく、「働くことで誰かを喜ばせる」

そんな仕組みを、大阪から発信していきます。

全国で「就労支援の存続が厳しい」と言われている今こそ、僕たちが動くべきタイミングと思っています。