おはようございます。
MFIの仲宗根です。
今日はですね、”応援されることで、実現する未来”について、お話したいと思います。
「支援」ではなく「応援」を選んだ理由
僕たちは「環境適応型就労支援」という新しい形の就労支援を通じて、「支援」ではなく「応援」を選びました。
その理由はシンプルです。
「支援」という言葉には、どこか一方的なニュアンスが含まれているように感じるからです。
もちろん、誰かを支えることはとても大切なことです。しかし、支えるだけでは人はなかなか自立できません。
人は「応援されている」と感じたとき、自分自身の力を信じ、前に進むエネルギーを得られるのです。
応援が人を変える瞬間
先日、僕たちの施設に通う一人の女性が、初めて自分の意見を口にしました。
彼女は、これまで自分の気持ちを表に出すのが苦手で、いつも周りに合わせてばかりでした。
でも、僕たちは彼女の小さな一歩一歩を見逃さず、何度も「大丈夫だよ」と声をかけ、彼女自身が選択できる場を用意しました。
すると、少しずつですが、彼女は「自分の意見を言ってもいいんだ」と感じ始め、ついに自分の考えを口にすることができたのです。
その瞬間、僕たちは彼女を「応援」できたのだと実感しました。
応援されることで、人は勇気を持てる
僕たちが大切にしているのは、ただ「頑張れ!」と声をかけるだけではなく、「あなたのことをちゃんと見ているよ」「あなたには価値があるよ」というメッセージを届けることです。
応援されている人は、失敗しても「もう一度やってみよう」と思えます。
逆に、応援がないと、失敗が「終わり」のように感じてしまいます。
それはとても残酷なことです。
だからこそ、僕たちは「応援すること」に力を入れています。
応援が生み出す未来
僕たちが目指しているのは、応援の輪が広がり、誰もが「自分も誰かを応援したい」と思える社会です。
応援されることで勇気を持った人は、やがて他の誰かを応援する側に回ります。
その連鎖が、コミュニティ全体を明るく、強くしていくと信じています。
そして、その未来を実現するために、僕たちは「環境適応型就労支援」という形で、まずは目の前の一人一人を全力で応援し続けます。
以上。現場からでした。