おはようございます。
MFIの仲宗根です。
世の中には、どうしようもなく理不尽なことがある。
努力しても報われないことがあるし、正しいことをしても批判されることだってある。
「なんで自分ばかり、こんな目に遭うんだ!」
そう嘆きたくなる気持ち、すごくわかる。
でも、ちょっと待ってほしい。
もし、「世の中の理不尽をなくす」ことができるのなら、それに越したことはない。
でも、そんなのは無理だ。
理不尽は、いつの時代もなくならない。
むしろ、理不尽の中にこそ「生きるヒント」が隠されている。
理不尽と戦う人、理不尽の中で戦う人
世の中には、理不尽と戦う人がいる。
SNSで「この社会はおかしい!」と声を上げる人もいるし、会社で不満ばかり言う人もいる。
でも、彼らの多くは報われない。
なぜなら、理不尽と戦うことにエネルギーを使ってしまっているからだ。
一方で、理不尽の中で戦う人もいる。
彼らは、愚痴を言うのではなく、「じゃあ、この状況で自分に何ができるか?」を考える。
そして、その中で価値を生み出していく。
「理不尽の中で戦う」とは?
たとえば、就労支援B型の現場。
「頑張っても工賃が上がらない」という理不尽がある。
普通なら「こんなの不公平だ!」と文句を言いたくなるところだ。
でも、その理不尽を嘆くだけでは何も変わらない。
「どうすれば、この制度の中で少しでも収入を増やせるか?」
「別の方法で収益を確保できないか?」
そう考えることで、新しい選択肢が生まれる。
「不慣れな珈琲屋さん」も、まさにそうだ。
制度に文句を言うのではなく、その中でできることを探し、動いている。
それが、「理不尽の中で戦う」ということだ。
理不尽を受け入れた先にあるもの
理不尽をなくそうとするのではなく、その中で戦う人は強い。
彼らは、環境のせいにせず、自分の力で道を切り拓く。
そして気づく。
「理不尽の中で戦うことこそ、自分の価値を高める道なのだ」と。
僕たちは、これからも多くの理不尽に遭遇するだろう。
でも、そのたびに「この中で、自分はどう動くか?」を考える習慣を持てば、どんな環境でも戦っていける。
理不尽と戦うな。
理不尽の中で戦え。
それが、僕たちの生きる力になる。